※この記事にはシリリのネタバレが含まれています。
まず第一にシリリというキャラクターの魅せ方が大成功ですよとてもかわいくて愛しく思えるような描かれ方がされてるの。シリリの臆病な性格も強く見せようとする態度も、不安も恐怖も優しさも楽しさも健気さも、変わっていく姿もすべてにおいてシリリの心情の描き方が丁寧かつでも簡潔でスッと感情移入できる作りですごく良かった!と思いました。いろんなピピャァ~~~!めっちゃかわいいな!
キケンと刷りこまれた土地に一人でやってきて頼りの父さんとも音信普通で、見つかったら殺されるっていう恐怖に怯えながら野原家と対峙してる最初のシリリは不安でいっぱいだったと思う。事実を知るまでのシリリって純粋に父さんのこと尊敬してるのがわかるから泣ける。チチシリてめえこのやろう。
道中しんちゃんとケンカっぽいのして一人になってからの一連の流れとサーカスのシーンのシリリ見てると胸が痛くなってくるよー。地球人が宇宙人を見世物にしているっていう状況だったとしても十分つらいんだけど、それをまさかの身内の父親たちが仕組んだことなんてさあ…はじめてのおつかいの胸糞ver.を見せられている気分だったじゃないか…。度を越えた教育、っていうかもはやあの形は教育ですらなかったような気がします。辿り着いたシリリにじーつーはー!父さん(の自演)でしたーー!!(アン○ッチャブル)みたいな暴露したあとでも(厳しいことしたけど)よく頑張ったなみたいな一言があればまた印象が違ってたかもしれないけど、完全におまえら見世物として楽しんじゃってんだもんなあ。控えめに言っても悪趣味だぜ!「途中死ぬんじゃないかとドキドキしながら見てたぞ」ってチチシリが愉快そうに言うんだけどあそこまじ最高にぶん殴りたいシーン。きっとおまえは帰ったら毛穴さっぱりパックだ!!(ハハシリから)
火の輪くぐりのとこでシリリがもうダメだ~って怯えまくって「父さんごめんなさいごめんなさい」って何度も呟くの胸がMAXに痛いんですけどチチシリてめえほんと だからそこからのしんちゃんのオタスケ劇は胸熱以外の何者でもなかったあそこもうまじすっごい好き!!!絶妙なタイミングで現れるしんちゃん+シロもうやだほんとかっこいい。ほいこれお土産~ってまんじゅう渡すしんちゃんのマイペースさにどんだけ救われたことか。今は出すな。そんでまたお尻に隠してサーカス団の追撃を余裕でほいほいと交わしていくシーン好きなんだけどあんなん笑うわ
大砲でたーまーやーしたあと草むらに寝転んで同じ空眺めて、もう完全に心を開いたシリリがしんちゃんとシロと一緒に石段を駆けてくシーンが本当に楽しそうなんだよ~~その前の絶望から解放された具合がとてもよく映えていてよかったねよかったねって思えて泣いちゃうんだぜ。そこからの流れるような道中シーンがすっごいきらきらしててたまらん。あのシーンのために今までがあるようなかんじする。ヒッチハイクも3人で曲芸協力してるのもかわいいし何より『くるまのせてつれてってキレイなおねいさんきぼう♡』が破壊的にキュート。オカマさんキレイなおねいさんたちの車乗せてもらっておにぎりをズボンに入れてシリリにあげるシーンとか(長崎)、荷台に乗って田んぼを走る時のすもものシーンとか(大分)、ホタルのシーンとか(熊本)、バイクのシーンとか(宮崎)、船から見るトビウオのシーン(鹿児島)とか。移動距離と日数のわりにサクサクシーンが進んでいっちゃうんだけどそれがまた良い。もうあの時点の3人には何の心配もないって思えるから。元々しんシロはマイペースだけどな!そんで種子島に着いてみさえひろしひまに再会するシーン、ここでシリリの「しんのすけとシロなら手ぶらで宇宙も旅できる!」って台詞すっごい好き。ポロリ途中下車の旅おつかれさまいやあいいもん見せてもらった…
ホトちゃんに捕まってラブスターに到着してからもなんかもうトドメってかんじの扱いを受けるシリリにやっぱりまた胸がキリキリしちゃうけど、あそこに野原一家と一緒に到着してくれてほんとよかっ…た…。元々ひろみさは大人に戻してもらうって目的で来てるわけだけどあんな状況目の当たりにしてちょっとさすがに放っておけない感あるのいいな。みさえは途中で記憶をなくしちゃうけどひろしは一部始終見ててシリリと真の意味で結託してシリリが頼りだ!って言ってあげるとこいいよね。嬉しそうなシリリもかわいい。めっちゃ燃え上がって参りましたみたいなとこでしんちゃんがオラは大人にしてもらってななこおねいさんとケッコンする!とか言ったあとのシリリの「おい」の言い方が地味に好きです。
コンセントを抜く時のシリリってたぶんこれまででいちばん勇気を振り絞ったとこじゃないかなって思う。コンセントを抜く=父さんに逆らうってこと。言いたいことも言えないこんなナースパディじゃポイズン的なものを抱えていたシリリが初めて自分の意見をはっきり言えて初めて自分の意思で取った行動、それは初めて(たぶん)できた友達のため。八尾とみさえが記憶なくしたの見てピャッってなって、でもそこでは強く止められなかったけどいざしんちゃんに銃を向けられるのを見ていてもたってもいられなくなったんだろうなあって。オレのこと忘れちゃダメだしんのすけって台詞のとこで毎回シリリと一緒に泣いてしまう。まあそのあとの「シリリはうんちブリブリ計画なんてやりたくないんだゾ!!」で鼻水ふきだす羽目になるんですけどねうんちブリブリ計画ってどういう間違え方だよハハハこやつめ
どうでもいいけど子供の八尾のめげなさまじはんぱない。ねーねー!うちゅうじんはラーメンとカレーどっちが好き!?ねえ!!うちゅうじんはチャーハン好き!?!!1!?八尾…末恐ろしい子。
最終決戦のしんシリコンビの共闘がかわゆいし胸熱でした。キャッチコピーの『シリあったら最強!!』があのWケツだけ星人にまさか繋がってるとは…(?)EDパートの後日談もほんと良かった!結構野原家に居たんだろうな。相変わらず醤油だくの料理にピャァ~ってなってるシリリと相変わらずシリリの皿に自分のピーマン入れてるしんちゃん和む。シリリが幸せならオラも幸せ。曲もあの映画によくにおう。
あのオチのためにっていうより本編をジャマしないためにハハシリの存在を最後の最後まで匂わせなかったのはほんとずるくて最高だったなって…。制作スタッフ陣にハハシリ強そうとか言われてるシリリ母萌えます。最後までチチシリが改心とまではいかなくても反省する姿とか描かれなかったことに橋本監督のメッセージ性を感じた。まあハハシリが優雅に迎えに来てくれた時点できっとチチシリは怒られている気はするけど!
基本的にまずしんちゃんのお尻にシリリが入って一緒に旅をするっていうのがもうかわいかったし、二人の心が繋がっていく過程とか成長が丁寧にわかりやすく描写されてて見終わったあとあったかくなる映画だったなって思いました。おもしろかった!

